鑑定人という仕事

私たちの日常には、様々な事故のリスクが隣り合って存在しています。それらのリスクに備えるものが”損害保険”であり、保険会社は万一事故が起こった際にいち早く損害保険金を支払い、保険契約者に生じた損害を補償します。
また支払われる保険金は数多の保険契約者が拠出した保険料を原資としているため、保険会社はそれぞれの事故に対し適正な保険金の支払いを行うことが求められます。
鑑定人は、これら”迅速”且つ”適正”な保険金の支払いに寄与すべく、保険会社から依頼を受けて事故原因の調査・損害の全容把握・損害額の算定等を行う専門調査員であり、公益財団法人 日本損害鑑定協会の実施する認定試験に合格し、損害保険登録鑑定人資格を有する者を指します。主な業務として、自動車等を除く様々な財物(主に建物や動産)に関し、発生した事故の調査の他、保険価格の評価等を行います。

※”保険”と記載した箇所は、共済事業等を含みます。

損害鑑定人になるためには、一般社団法人日本損害保険協会の 実施する認定試験で合格さえすれば、誰でも鑑定人になることが出来ます。
また、損害鑑定人には、1級、2級、3級とランクがありますが、ランクが低いから と言って鑑定することの出来ない事故があるわけではありません。
しかし、上位のランクは認定試験もより難度の高いものとなるので、それだけ、多くの知識と 経験が必要となってくることは、言うまでもありません。

※「損害保険登録鑑定人」認定試験の詳細はこちらを参照下さい
http://www.sonpo.or.jp/efforts/exam/kanteinin/

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