社員インタビュー

札幌本社 鑑定人
後藤 貴史(ごとう たかし)さん
(3級鑑定人/2016年入社)

被害状況を一つひとつ調べ、報告できた時の達成感。
周りから信頼される鑑定人になっていきたい。

 工学部で情報系を学んでいましたが、情報分野に進むのは何か違うと感じ、大学の先生から紹介されたのが当社でした。「鑑定」という珍しい業種でしたが、自分でも何かを調べることが好きで、実際に建物等をどんなふうに調べ、評価するのかに興味を持ったのが入社のきっかけです。
 仕事は、保険会社から依頼を受け、事故被害にあった建物、設備、家財などの修理見積りが適切かどうか、現場の写真や実際現場に行って確認し、お客様や修理業者から話を伺いながら、損害状況と見積書の内容が整合しているかどうかを保険会社に報告するのが主な業務です。仕事では現場状況だけでなく、人への対応がとても重要です。お客様は被害に遭い、焦りや不安等で状況を冷静に説明できないこともあります。ゆっくり一つひとつ整理しながら、「これで合っていますか」「これで大丈夫ですか」と確認して進めるよう心がけています。入社後、初めて大きな現場に行った時、わからないことだらけだったのですが、たくさんの資料や写真などから一つひとつ調べ上げて報告し、保険会社から「無事にまとまりました」と言われた時は大きな達成感がありました。
 鑑定作業は基本的には個人作業ですが、わからないことや迷ったりすることもあり、そんな時に先輩や上司に気軽に相談でき、親身にアドバイスがもらえる風通しの良い雰囲気が当社の魅力だと思います。今後は、まずは鑑定人の2級取得が目標。そして知識量を高めて、保険会社や周りから何でも相談され、アドバイスできるような信頼される鑑定人になっていければと思います。

札幌本社 鑑定人
菅 馨(すが かおる)さん
(2級鑑定人/2001年入社)

保険という人の生活に関わることに協力できる仕事。
好奇心旺盛でコミュニケーションできる方なら大丈夫。

 事故に遭った保険対象を調査し、事故原因の整合性や復旧内容の検討、それに係る費用の算出などを行なっています。同時に、保険会社の提案資料となる保険契約に必要な構造や面積の確認、保険金額の算出といった評価調査の報告書も作成しています。調査対象は建物だけではなく、家財道具や工場などの機械設備、庭木などをはじめ、保険の対象であれば人と車以外はなんでも調査しなければなりません。また、事故現場は似たようなものがあっても全く同じ現場はありません。常にフラットな状態で現場を見て、話を聞いて判断しなければなりません。自分の中で事故がイメージでき、腑に落ちて納得できるかどうか。そういう感覚を大切にしています。保険は人の生活に関わるもの。そこに協力できるのは、ある意味人の役に立てていることになります。特に地震などの大きな被害があった時は、早く現場に行き、早く鑑定し報告することで、早く保険が支払われ助けになることもある。そういうところにやりがいを感じます。あと、私は建築学科卒なので、様々な現場で面白い建物や歴史的建造物、大きな工場などを見られるのも楽しみの一つですね。
 これからは、若手の参考になるようなベースとなるノウハウやマニュアル的なものを作って、少しでも早く鑑定人の仕事を実感できる環境を整えたいと思っています。専門知識は入社してからでも十分学べます。それよりも好奇心旺盛で、いろいろな人とコミュニケーションが取れるような人間性があれば、建築を知らなくても文系の方でも大丈夫です。ぜひ鑑定人という仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいですね。

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